あだたらコラム

絶品ハンバーグ&スイーツ! 二本松のおいしい新店めぐり

高台の一軒家レストランで味わうジューシーハンバーグ

岳温泉のある二本松市には、おいしい飲食店やお菓子屋さんがたくさん点在しています。今回のあだたらコラムでは、その中から今年(2019年)オープンした素敵なお店を2軒ご紹介します。

まずはこちら、地元では「お城山」の名で親しまれている県立霞ヶ城公園のそばに5月下旬にオープンした『小さな洋食屋さん プティリジエール』。お城山の天守閣跡にほど近い高台に建つ、赤いドアがかわいらしい一軒家レストランです。

 

 

天井が高く開放感のある店内では、薪ストーブが暖かく迎えてくれます。このお店の魅力の一つがロケーションの素晴らしさ。窓からはお城山周辺の豊かな自然、二本松の街、遠くの山並みまで一望でき、清々しい気持ちになります。

 

 

お店を営んでいるのは小田慶さん、かおりさん夫妻。二人とも東京の赤坂や銀座、西麻布、六本木にあるフレンチ、イタリアンレストラン、和牛熟成肉ステーキレストランなどで長年料理の腕を磨き、2017年にかおりさんの実家がある二本松市に移住してきました。「この場所と建物に一目惚れしました。街中からちょっと離れていて裏に山があるような、まさにこういう場所でお店をやりたかったんです」と小田さん夫婦。

 

店名のプティはフランス語で「小さな」、リジエールは「田んぼ」という意味。「二本松に戻ってきてから農業をやっていたので土っぽさを感じさせるような名前にしたかったのと、苗字が小田なので小さい田んぼということで(笑)」と笑顔で教えてくれました。

 

 

オープンすると瞬く間に評判が広がり、連日ランチタイムには行列ができるほどの人気店になったプティリジエール。一番のおすすめは何といっても、六本木の和牛熟成肉ステーキレストランで総料理長を務めていた慶さんが腕をふるうハンバーグです。その日の朝に仕入れた新鮮な国産牛と国産豚の挽き肉を使い、一つひとつ丁寧に手ごねしてふっくらジューシーに焼き上げています。

 

 

こだわっているのはお肉だけではありません。「移住してから2年の間においしいパンや卵をとにかく探したんです」と小田さん夫妻。その結果、挽き肉を練り込む際のパン粉は地元・二本松の『パン工房ショプロン』さんの無添加食パン、卵は伊達市にある『アグリテクノ』さんの「CoCCoのたまご」を使用。無添加食パンは自然で素朴な優しい飽きのこない味で、ハンバーグの材料に最適なんだそう。玉ねぎや付け合わせのサラダなどに使う野菜、お米(コシヒカリ、ひとめぼれ)は、農業を営んでいるかおりさんのご両親が愛情たっぷりに育てたものを使っています(玉ねぎや野菜は時期により全国各地のベテラン農家さんなどから仕入れることもあります)。

 

そんなこだわりの料理の中から今回ご紹介するのは、3月末まで提供している季節のおおすすめランチ「ハンバーグ トマトクリームソースのオーブン焼き」(税込み1,300円)です。

 

 

コロンとしたまん丸のフォルムが特徴のハンバーグに手作りのトマトクリームソースをたっぷりかけ、オーブンで熱々に焼き上げます。仕上げに削りたてのパルミジャーノレッジャーノチーズを惜しげもなくトッピング。ナイフを入れると肉汁がジュワーっとあふれ出てくるほどジューシーなハンバーグは、こだわり抜いた食材の豊かな風味とお肉のうまみがギュッと詰まっていて絶品です。

 

 

カズエラというスペイン製のグラタン皿で焼き上げるため、最後まで熱々をいただけるのも嬉しいですね。ハンバーグは180gと食べ応え十分ですが、意外とさっぱりしているので女性や年配の方、お子さんでもペロリと食べられますよ。

 

ランチメニューにはほかに日替わりランチ(1100〜1200円)、ハンバーグランチ(1,100円)、キッシュ&ハンバーグランチ(1,300円。※価格はいずれも税込み)などがあります。すべてサラダ、スープ、ライスorパン付き。日替わりランチにはローストポークやポークソテー、チキングリル、グラタン、ドリアなどさまざまな料理が登場します。ランチメニューはどれもなくなり次第終了なので、予約するのがベターですよ。

 

ディナーは完全予約制で、お酒も楽しめます。肉料理に精通した慶さんが「最高においしい!」と肉質に太鼓判を押す福島牛のローストビーフや麓山高原豚のローストポークもぜひ味わってみてくださいね。

 

店舗情報

小さな洋食屋さん プティリジエール
住所:福島県二本松市二伊滝1-8-3
電話番号:080-5226-0298
営業時間:ランチ12:00~15:00(14:00ラストオーダー)、カフェ14:00~16:00(15:30ラストオーダー)、ディナー完全予約制
定休日:火曜日と隔週月曜日(臨時休業あり)、年末年始(12月26日、27日、30日~1月3日)、夏季休業
駐車場:あり
ホームページ:https://petitriziere.com

 

横浜で修業した若きパティシエが作るこだわりスイーツ

続いてはこちら、安達太良山の麓、岳温泉から車で数分のところに11月10日にオープンしたばかりの『パティスリーエソール』。すでに連日のように売り切れが続くほど評判を呼んでいる話題のお店です。

 

 

オーナーシェフの市川勝典さんは田村市出身。郡山市の日本調理技術専門学校を卒業後、「横浜みなとみらい21」にある『横浜ベイホテル東急』にパティシエとして就職。部門のセクションリーダーやフレンチレストランのデザート場責任者として腕を磨き、国内のコンクールで数々の賞を受賞した実力の持ち主です。今年(2019年)8月に独立し、27歳の若さでお店をオープンさせました。

 

 

街中から離れたこの場所にお店を開いたのは、「ちょっと山の上でも『この人が作ったケーキが食べたい』と、いろんなところからお客さんに来てもらえるような店にしたい」という決意からだそう。「自分はバイクにも乗るし、スノボもやるし、温泉も好き。ツーリングやスノボなどで何回か来たことがあったので、この場所がぴったりなんじゃないかと思いました」と市川さんは話します。

 

木のぬくもりが漂う店内には生洋菓子が9~10種類、焼き菓子が8~10種類ほど並んでいます。「生洋菓子は、季節によって4種類くらい変えていこうと思っています。モンブランは通年で出しているんですけど、秋だったらカボチャとか冬なら柚子とか、旬の食材を使った商品を出していきたいですね」。これからの季節は柚子と紅茶のケーキや、マスカルポーネとイチゴのケーキなどが登場する予定だといいます。今後は桃やりんごなど福島県産の果物なども使っていきたいと考えているそうなので楽しみですね。

 

 

下の写真は手前右からモンブラン(500円)、エソール(600円)、クレームダンジュ(400円)、後ろ右からロールケーキ(360円)、塩生キャラメルプリン(350円。※価格はいずれも税抜き)。フランス産の最高級チョコレートを使ったり、用途によって異なるメーカーの生クリームを使い分けるなど徹底的に素材にこだわり、妥協しないで作るスイーツはどれもおいしそうで、選ぶのに迷ってしまうほど。これは全種類制覇を目指すしかないですね。

 

 

通年で販売しているお店の看板商品は、店名と同じ名前の「エソール」(上写真の手前真ん中)。フランス語で「飛躍・飛翔」という意味で、市川さんが横浜にいた頃に「ケーキショー神奈川2017」で金賞を受賞した自信作です。「チョコとバナナという王道の組み合わせなんですけど、層がいっぱいあって、いろんな食感や香りを楽しめるようにしています」と市川さん。

 

実際にいただいてみると、まずフランス産最高級チョコレートの濃厚でなめらかなムースが「おいしい~!」の一言。食べ進めるにつれてバナナやキャラメルのコクと甘みに柑橘系の果物の爽やかな香りと風味、さらにナッツの食感のアクセントも加わってきて、なんとも奥ゆきの深い味わいに感動します。

 

「いったい何が入っているんですか?」と素朴な疑問をぶつけてみたところ、「周りがチョコのムース、中がバナナのコンフィ、マンゴーとパッションフルーツを合わせた生キャラメル、アーモンドの生地、焼いたバナナ、一番下がキャラメリゼしたヘーゼルナッツを刻んで入れた生地です」。お話を聞いただけでものすごく手間暇がかかっていることがわかりますね。

 

市川さん一人ですべて作っているため、エソールは平日20個、土曜・日曜・祝日40個の限定販売。金賞受賞の実力を存分に楽しめる逸品を、ぜひ一度味わってみてくださいね。他のスイーツも含め、夕方には完売してしまうことが多いので早めの来店をおすすめします。

 

店舗情報

パティスリーエソール
住所:福島県二本松市馬場平111-16
電話番号:050-1073-4052
営業時間:10:00~18:00(売り切れ次第終了)
定休日:水曜日、第1・第3木曜日※臨時休業あり
駐車場:あり
ホームページ:https://patisserieessor.hatenablog.com

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