あだたらコラム

新施設誕生でさらに楽しくなった土湯温泉まち歩き♪

 

福島市西部、吾妻山と安達太良山から流れ出る清流・荒川沿いの渓谷に広がる土湯温泉。千数百年前の開湯とも伝わる歴史ある温泉地ですが、2018年に公衆浴場『中之湯』がリニューアル、2019年に2つの施設がオープンするなど、近年立て続けに新たな魅力が加わり話題となっています。ということで今回は、まち歩きがいっそう楽しくなった土湯温泉に遊びに行ってきました。

圧倒的な数のこけしと絶景が楽しめる新スポット

まずはこちら、2019年5月に温泉街の入口にオープンした『土湯温泉観光交流センター 湯夢舞台(ゆめぶたい)』。土湯温泉の観光はここからスタートします。

 

施設の前では、7体のこけしのモニュメントが出迎えてくれます。以前「四季の里こけし絵付け体験」の記事でもご紹介しましたが、土湯温泉は宮城県の遠刈田、鳴子と並ぶ三大こけし発祥地。このモニュメントは土湯にいる7人のこけし工人さんのこけしをもとにつくられていて、よく見るとお顔もデザインもそれぞれ違って個性豊かです。

 

 

館内にはこけし制作体験室「土湯こけし伝承館」があるので、こけし好きな方はもちろん、そうでない方もぜひ立ち寄ってみましょう。体験室の入口には高さ約3メートルの木製巨大こけしが立ち、壁の棚には土湯こけしをはじめ東北各地の伝統こけしがびっしりと並んでいます。その数なんと約3,200体!! すごいです。呆れるほどすごいです(←褒めてます)。あまりにもすごすぎて笑っちゃうほどです(←褒めてます)。

 

ここに展示されているのは、以前温泉街にあった「土湯伝承館」所蔵のこけしに加え、土湯温泉観光協会が行っている「Kokeshi Re:Life (こけしリライフ)」プロジェクト(家庭で飾れなくなった伝統こけしを土湯温泉に送っていただき、再活用するプロジェクト)で全国から“里帰り”してきた伝統こけしたちです。

 

伝統こけしは産地別に11系統に分けられ、こちらでは「土湯系」「遠刈田系」「鳴子系」「山形系」など系統ごとに分けて展示しています。系統によって形や模様に特徴があるので見比べてみるとおもしろいですよ。同じ系統でも表情やデザインは本当に多種多様。伝統こけしのほかに多彩な創作こけしも展示されていて、見れば見るほどこけしの奥深さにはまりそうになります。

 

「土湯こけし伝承館」では、こけしの絵付け体験もできます。少人数なら予約不要なので、時間がある方は気軽に体験してみてくださいね。

『湯夢舞台』のもう一つの見どころが、展望広場からの眺望です。高台にあるため荒川沿いに広がる温泉街や吾妻山系の山々を一望でき、緑がきれいな時期には下写真のような絶景が広がります。新緑、深緑、紅葉、雪景色と、四季折々の美しい眺めは必見ですよ。

 

スポット情報

土湯温泉観光交流センター 湯夢舞台
住所:福島県福島市土湯温泉町字坂ノ上27-3
電話番号:024-572-5503
営業時間:9:00~18:00
定休日:年中無休
入館料:無料

こけし絵付け体験:1人1回970円。10人以上の場合は要予約
駐車場:乗用車63台、大型バス3台

 

 

お土産の購入も食事もお茶もできる立ち寄り処

エレベーターまたは階段で『湯夢舞台』の地下に降りると、温泉街へと至る道路に出ます。坂を下り、道沿いにある木製巨大こけしや「こけしの顔出しパネル」で写真を撮ったり、荒川の支流・東鴉川(ひがしからすがわ)の砂防堰堤を眺めたりしながら、お散歩気分でのんびり歩いていきましょう。

 

 

温泉街の中心部に進むと、右手に公衆浴場『中之湯』が現れます。その道向かいに建っているのが、こちらも2019年5月にオープンした複合施設『土湯温泉まちおこしセンター 湯楽座(ゆらくざ)』です。1階に観光案内所と地場産品展示販売コーナー、2階にカフェレストランが入っているほか、5、6階には素泊まりができる宿泊室もあります。

 

地場産品展示販売コーナーには土湯名物の手作りこんにゃく、温泉たまご、ラベルやパッケージにこけしが描かれた「土湯温泉サイダー」や福島県産りんごジュース、温泉ミストなどの土湯土産がずらり。さらに地元福島産の果物を使ったドライフルーツやスパークリングボトル、ポップコーンなど多彩な商品が並んでいます。

そして土湯温泉といえば、土湯こけしがモチーフのマスコットキャラクター「きぼっこちゃん」! 缶バッジ、メモ帳、手ぬぐい、靴下、トートバッグなどかわいらしいきぼっこちゃんグッズがたくさん揃っていてお土産に人気ですよ。

 

2階のカフェレストランは、フローリングの床に木のテーブル、モスグリーンの椅子の明るく落ち着いた空間。メニューにはそば、うどん、ラーメンなどの麺類、ご飯もの、スイーツなどがあります。なかでもおすすめは、名物の「手作りこんにゃく(しょうゆ味、みそ田楽味)」(170円)と、ボリュームたっぷりの「めちゃ旨から揚げランチ」(720円)。食事はもちろん、温泉街散策の合間にお茶をするのにもぴったりなので気軽に立ち寄ってみてくださいね。

 

 

スポット情報

土湯温泉まちおこしセンター 湯楽座
住所:福島県福島市土湯温泉町字下ノ町22-1
電話番号:024-595-2217(観光案内所)、024-573-9321(地場産品展示販売センター・カフェレストラン・宿泊室)
営業時間:観光案内所8:30~17:30(6~9月は8:30~19:00)、地場産品展示販売コーナー9:00~18:00、カフェレストラン10:00~15:00(ランチ営業)15:00~17:00(カフェ営業)
定休日:地場産品展示販売コーナーとカフェレストランは火曜日、観光案内所は年中無休
駐車場:なし

 

新装の公衆浴場で2種類の“美肌の湯”を贅沢に堪能

『湯楽座』の向かい、荒川沿いに建つ公衆浴場『中之湯』は2018年4月にリニューアルオープン。アルカリ性単純温泉と炭酸水素塩泉という2種類の泉質の湯を楽しめるようになり、露天風呂や貸切風呂、無料休憩室も完備してさらにパワーアップしました。

 

1階で受付を済ませたら、地下1階の男女別大浴場へと参りましょう。内湯には大小2つの湯船があり、広い湯船には肌あたりのやわらかなアルカリ性単純温泉、小さめの湯船にはちょっと熱めの炭酸水素塩泉の湯が注がれています。外には露天風呂があり、荒川のせせらぎを聞きながらゆったりと湯に浸かることができます。地元の方の利用が多いのも公衆浴場ならでは。湯船の中だと会話が弾むので、おしゃべりを楽しんでみるのも旅の素敵な思い出になりますよ。

 

 

炭酸水素塩泉もアルカリ性単純温泉も皮膚の古い角質を落とす効果があるとされ、美肌効果が期待できるとか。“美肌の湯”をダブルで楽しめるなんて、女性には(もちろん男性にも!)うれしいですよね。地下1階と地上2階に2つずつ貸切風呂があるので、ご家族やお友達と利用するのもおすすめです。

 

スポット情報

公衆浴場『中之湯』
住所:福島県福島市土湯温泉町字下ノ町5
電話番号:024-563-3991
営業時間:9:00~21:00
定休日:火曜日
料金:大人(12歳以上)500円、子ども(1歳以上12歳未満)250円、貸切風呂1団体50分間1,500円(入浴料別途)
駐車場:あり

 

足湯めぐりやこけしモチーフ探しが楽しい温泉街散策

のんびり歩いても1時間ほどで散策できる土湯温泉街には、4つの足湯が点在しています。『中之湯』敷地内にある「きぼっこの湯」は、その名のとおりきぼっこちゃんと一緒に浸かれる楽しい足湯。他にも巨大こけしが立つ荒川大橋そばの「かじかの湯」、月乃湯橋そばの「月のゆぶじぇ」、東鴉川沿いの親水公園内の「土ゆっこ」があります。

 

もちろん利用は無料。「土ゆっこ」のみ積雪時の利用ができませんが、それ以外は一年を通して楽しめるのではしご湯をしてみてはいかがでしょうか。

 

巨大こけしをはじめ、温泉街の至るところにこけしがあるのも土湯温泉の特徴です。散策しながらのこけしモチーフ探しは、土湯ならではの楽しみ。見つけたら「こんなところにもこけしが!」と思わず笑顔になること請け合いです。ちなみに一番上と一番下の写真には、それぞれ2種類のこけしモチーフが写っていますよ♪

 

このほか開湯伝説にまつわる聖徳太子堂、薬師こけし堂、熊野神社、史跡六地蔵などの歴史スポット、東鴉川にかかる「滝のつり橋」(冬期は通行止め)など、土湯温泉には見どころがたくさんあります。さらに2020年中には、温泉街に「どぶろく醸造所」が完成する予定だそう。ゆくゆくは商品の購入や試飲ができるようになるというから楽しみですね。今後ますますおもしろくなりそうな土湯温泉。宿泊でも日帰りでも楽しめるので、ぜひ遊びに行ってみてくださいね。

 

スポット情報

土湯温泉
住所:福島県福島市土湯温泉町
電話番号:024-595-2217(土湯温泉観光協会)
駐車場:あり
ホームページ:http://www.tcy.jp/welcome/

 

 

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